2013年09月24日

よばれと映画の撮影

先日といってももうずいぶん前、とある在所の祭りの「よばれ」へ行く機会がありました。

よばれというのは、祭りの際に、親戚の人など普段関係の深い人たちを自宅へ招いて、宴会をするようなもの。

昔は、ちゃんと前日にヨビヅカイというのがあって、おこわを蒸したものを持って、お客さんの家まで出向き、「祭りにきてくだし。」と挨拶をしてまわったという話も。

(今や電話、ハガキでの連絡で済まされることが多く、むしろ、その在所で「よばれ」をする家自体が数軒しかないというのがざらだったり。)

多くのごちそうやお酒を用意し、帰りにはコブタというお土産まで用意したりして、ちょっとした飲食施設か?というぐらいのおもてなしだったとか。

家の間取り自体も、昔は葬式や結婚式、年忌などに祭り、と自分たちの家で行うのが普通で、そのためにふた間つづきの和室が設けられていました。

現在では、そうした儀式の多くが外注化され、家の人の負担がずいぶん軽減されたのですが、「よばれ」だけは、外でやるのもおかしいので、料理のほうが仕出しへと変化しています。

(おかげで、どこかで見たことがある料理だなあとなることもあるそうで。
ですから、手づくりの料理が食べられる「よばれ」は結構それが人気なのだとか。)

前置きが長くなりましたが、今回その「よばれ」で、とある映画の撮影に出くわすという幸運に恵まれました。

そのため、御膳が昔ながらのサイズの輪島塗、二の膳がついて(いまや仕出しではつけてくれる御膳が料理に合わせてか、大型化しているよう)のスタイル。

こうした料理の撮影から始まり、エキストラともなるお客さんが到着してから、お酒を酌み交わす宴会シーン、そしてきゃあらげも登場。

このきゃあらげも、足を汚してはいけない(これも面白い決まり事ですが。)ということから、人におんぶされての入場。
(こちらの在所ではまだ小さい子供さんがおられるとかで、子供たちが歌いますが、子供のいない在所では、重たい大人を背負わなくてはならないところもあるのだとか。)

面白かったのが、このきゃあらげのシーン。

カメラがあるためなのか、子供たちの声があまり大きくないのに対し、お酒の入ったギャラリーは、カメラを逆に意識してか、合いの手の声の大きいこと。

音声の方が、合いの手のたびに、機械のつまみを操作している感じでしたので、一人ニヤニヤして見てました。

あれだけ長くカメラを回しても、おそらく編集でバッサリで、どれだけ残るのかわかりませんが、映画を見る楽しみが増えました。

祭や「よばれ」がどんどん変わっていく中、映像として記録に残っていくというのはとても素敵なことです。

塩の時も面白かったし、この杜氏の映画もよばれのシーンも含まれるとなると、お酒にまつわる物や事がいろいろ紹介されるのだと思います。

この映画もぜひ多くの方にみていただきたいです。

それにしても、輪島塗のブランド力というか、ステイタスはすごいものだと思います。

年に数回使うかどうかわからない御膳や食器を、各家庭で持っていたのですから。

よばれの御膳に、卓上こんろが付くことはまずなかったでしょうし。^^;


ちなみに、これはまた別のよばれの仕出しの料理(刺身はまだついてません)。
これにはなぜか、一人鍋が付いているのですが、こんろは?^^;
P1050814yobaresidasi.jpg




切り出し七輪・こんろの能登ダイヤ工業株式会社

posted by web担当者 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 珠洲
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/76038745
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック